みらいの声

vol.17 : 未来倶楽部荏田 加藤一枝様

完成した作品を背景にして前列中央は加藤一枝様、向かって左は長女の鈴子様、右は孫の明香様

完成した作品を背景にして前列中央は加藤一枝様、向かって左は長女の鈴子様、右は孫の明香様

 
 

「家族が毎日来てくれるから、寂しくないわ。」

 
 

健康維持のために、さまざまな催しに参加しています。

 

遊びリテーションに参加する一枝様と鈴子様

遊びリテーションに参加する一枝様と鈴子様

横浜市都筑区の「未来倶楽部荏田」にご入居の、加藤一枝(いちえ)様とご家族にお話しを伺ってまいりました。

 

午前10時、機能訓練室にご入居者様が集まってこられます。これから始まるレクリエーション部員による「遊びリテーション」に参加されるためです。「遊びリテーション」とは、座ったままできる遊び・体操・歌・脳トレなどを取り入れたリハビリテーションプログラムのひとつで、楽しみながらご高齢者の健康維持に効果的な運動を自然と行なえることが特徴です。

 
 
 
 

皆さまの輪の中で赤いインナーセーターがひときわ印象的な女性が、加藤一枝様と一緒に「遊びリテーション」に参加されている、長女の鈴子(れいこ)様です。施設のすぐ近くにお住まいの鈴子様は、ご入居中のお母様を訪ねて毎日のように来設されます。この日は午後から孫の明香(さやか)様にもご来設いただき、親子3世代の楽しいインタビューとなりました。

孫の明香様に寄り添われて歩く一枝様

孫の明香様に寄り添われて歩く一枝様

一枝様の日課は長い廊下を利用して1日2往復歩行訓練を続けることだそうです。
 

「できるだけ今の機能を維持できるように、また色々な刺激に触れてもらえるようにさまざまな催しに参加してほしいと母には伝えています。」鈴子様のお言葉は、母を思う娘の気持ちの表れではないでしょうか。

 
 
 
 
 

元気の源はお肉パワー?!

 

昼食のうどんを召し上がる一枝様

昼食のうどんを召し上がる一枝様

とても若く見える加藤一枝様は昭和元年生まれ、現在88歳の方です。ご自身の足で杖なしでお歩きになり、お食事も常食を毎食完食されています。健康の秘訣は、ご自身の歯を使って“よく食べる”ことだそう。特にお肉類が大好物で、ご家族とのお出かけの際は、焼き肉やラーメンを召し上がって帰られるとのこと。

 

また、硬いお煎餅やお新香も大好物で、よく鈴子様に頼んで差し入れてもらうそうです。「噛めば噛むほど味が出るって言うでしょ。歯が丈夫で、硬いものが大好きなの。」ご自身の歯で味わって食べることができるのはとても素晴らしいですね。

 
 

孫の明香様は「とても元気なおばあちゃん。」と健康的な一枝様の体調に太鼓判。逆に一枝様からは「この子はね、待ちに待った初めての孫だから一番かわいいわ。」、「今は旦那さまがいるのに、余計な世話焼いちゃうのよね。」と本当に明香様のことをかわいがられておいでの様子です。

 

そんな仲良し家族は、穏やかな天候の日にはお近くの公園をいっしょに散歩したり、スーパーへお買い物にお出かけされたりするそうです。「先日は今かけている眼鏡を作りにいったんですよ。」一枝様のとてもお優しい表情を引き立たせるお似合いの眼鏡ですね。

 

一緒に入居したご主人に先立たれて、体調を崩してしまい入院することに。

 

ご家族に囲まれて幸せそうな一枝様です

ご家族に囲まれて幸せそうな一枝様です

「昔の母はもっと神経が細くて張りつめたような感じの人だったけど、今はずいぶんおおらかな人になりましたね。くよくよすることがだいぶ減ったからじゃないでしょうかね。」とお母様に対し長女の鈴子様は話されます。

 

「未来倶楽部荏田」をお知りになったきっかけとご入居のいきさつを鈴子様にお伺いしました。「両親は実家で二人暮らしをしていましたが、父の具合が悪くなり入院しました。

 

退院後、父と母との二人暮らしは難しいということになって、私の自宅近くに両親を呼ぼうと思い、いくつかの施設を見学して回りました。

 
 

その中でこの施設には診療所が付いているし、24時間看護で医療面で安心できたこと、居室の設備や、週3回の入浴などの条件を他と比較して最終的に入居を決めました。」合わせて立地条件もご希望に合致したことが決め手として大きかったようです。

 

お父様の加藤清様と、一枝様は平成24年3月、当初ご夫婦で二人部屋に入居されておりましたが、入居10ヵ月目に清様が肺炎で急逝(享年91歳)されました。お一人になった一枝様の当時を振り返って鈴子様はこうお話しくださいました。「父が亡くなった後、母は元気がなくなって痩せてしまい入院しました。」、「良い病院に恵まれたこともあり、今ではすっかり元気を取り戻し、体重も元通りになっています。」少々食べ過ぎるくらいに食欲も回復されたとのことです。

 

「家のことは口出ししないで全部私に任せてくれていたの。」、「優しくてほんとにいいお父さんだった。」ご逝去されたご主人を思い出し、一枝様は時折眼に涙を浮かべてお話しくださいました。「お父さんが亡くなった後も、この人たちが側にいて毎日来てくれるから寂しくないわ。家族に恵まれたから、今幸せです。」優しいご家族に囲まれて、支えられながら少しずつ一枝様は前に向かって歩まれておいでです。

 

若いスタッフと力を合わせて大作に挑戦!

 

美術レクリエーションに参加される一枝様とご家族

美術レクリエーションに参加される一枝様とご家族

一枝様は子供の頃から親しんだ書道やものづくりがお好きです。居室にお伺いすると、美術レクリエーションで制作されたたくさんの作品がお部屋に飾られています。

 

当日の美術レクリエーションは季節に合わせて春の訪れを予感させる「梅の花」を貼り絵にて再現する大作に挑戦です。この作品はご参加のご入居者様によって延べ6時間、4日間かけて、この日ついに完成しました。それぞれのパートで作業を分担しながら少しずつ完成に近づけていったそうですが、野山に梅が咲き乱れる春にふさわしい華やかな作品となりました。

美術レクリエーション担当の二人は美術大学出身で、ものづくりを通しご入居者様に関わりたいと考え入社(向かって左が酒井、右が森田)

美術レクリエーション担当の二人は美術大学出身で、ものづくりを通しご入居者様に関わりたいと考え入社(向かって左が酒井、右が森田)

「加藤一枝様は、常に人への気遣いがある控えめな方です。ご家族はレクリエーションに毎回参加くださっています。完成した作品と並んでご家族で記念のお写真を撮ったりして楽しまれておいでです。」そう話すのは美術レクリエーション専門スタッフの森田です。

 

「ご参加くださる皆さまの好奇心や技術を探究するエネルギーに、日々驚かされます。」、「作品が完成したときに皆さまからこぼれる笑顔であったり、自然に拍手がわきおこったりするときがとても嬉しく、やりがいを感じます。」

 

美術によって皆さまの生きがいを生み出したいという森田は「未来倶楽部のご入居者様の作品を一同に集めて展覧会を開きたい。」という夢があります。

居室にて作品に囲まれてお暮らしの一枝様

居室にて作品に囲まれてお暮らしの一枝様

未来倶楽部は、レクリエーションが豊富で充実していると自負しています。加藤一枝様、ご家族の鈴子様、明香様、これからもこの施設で過ごす時間をお楽しみください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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