スタッフの声

vol.66 : 笑顔を呼ぶ納涼祭

S様は毎食のお食事を召し上がらず、水分と栄養補助飲料だけで命をつないでいます。
お声掛けしても「いらない」と首を振るばかりで、日々弱っていくお姿がとても痛ましく感じます。

 

当施設が開設して初めての納涼祭を迎えた時のことです。
S様をお誘いして、多くのご入居者様とご家族で賑わう会場へ。最初に、紙製のボールを投げて的役のスタッフに当てる的当てゲームに参加いただきました。ボールをお渡しして「やっつけましょう!」とお声掛けすると、それまで活気なくうなだれていたS様は目を輝かせながら、笑顔で何度も何度も的に向かってボールを投げていました。次のもぐらたたきゲームでも、ピコピコハンマーでポコポコと。こんなにも活気のあるS様を初めて拝見いたしました。ニコニコと笑顔でとても喜ばれていたことが印象的でした。また、S様のご家族からも「とても楽しかった。感動しました。」とのお声をいただきました。

 

準備に多くの時間を費やし、当日は筋肉痛になるほど大変でしたが、やってよかったと思えた瞬間でした。
私たちが提供することができるサービス・時間・空間は微力なものかもしれませんが、これほどの笑顔・元気を呼び起こすことができるのだと、その重要性を確認させられたような気がします。私たちが介護の仕事を続けていけるのは、こんな素敵な瞬間に立ち会うことができるからなのかもしれません。

 

未来倶楽部
ケアスタッフ

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